流行語の経済効果は救世主になる!?


その年の世相を反映した流行語を選ぶ「新語・流行語大賞」が毎年12月に発表されます。
ノミネートされる言葉はどれも老若男女が良かれ悪かれ日常的に耳にする機会の多いものばかりでしょう。
ちなみに2014年の流行語大賞は、安倍政権の下で解釈を変更され、限定容認とはいえ日本の安全を改めて考えさせられた「集団的自衛権」と、そんな安倍政権に待ったをかけるかのような、お笑い芸人のギャグである「ダメよ~ダメダメ」。
トップテン入りを果たした流行語には、「ありのままで」「壁ドン」「妖怪ウォッチ」など映画やアニメにまつわるものから「危険ドラッグ」「マタハラ」など暗いイメージで話題になったものまで、あらゆるジャンルの言葉が出揃いました。

これらの流行語はただ言葉が流行するだけではなく、それに関連する事、物も一大ブームを巻き起こします。
対象に選ばれた「ダメよ~ダメダメ」では、芸人さん扮するラブドールの「あけみちゃん」を真似た仮装がハロウィンで流行り、かつらやメイク用品、衣装による収益があったとされています。また、ラインスタンプやあけみちゃんグッズによる収益も。
芸に使われるフレーズで商標登録できるものではなく、本やCDのように形として残るものでもないため正確な数字は出しにくいようですが、10億円ほどの経済効果はあったとされています。
また、大賞こそ逃したものの耳にしない日はないほどの流行を生んだ「ありのままで」は、同年に公開されたディズニー映画で使われた曲。
王道だった王子様とのラブストーリーではなく、対照的な姉妹の自立や姉妹愛をテーマとしており、子どものみならず若い女性や大人の女性などからも高い支持を受けて、観客動員数は日本歴代2位となる2000万人。興行収入は254億円にも上ったそうです。
また、映画のDVDやブルーレイ、主題歌や挿入歌が収録されたサウンドトラックCDなどの売上げだけで150億円。
東京ディズニーランドの来場者数は10%ほどの押上をみせ、関連グッズの収益で140億円と、大きな経済効果を生んでいます。

「妖怪ウォッチ」ではアニメ関連グッズだけでなく、キャラクターが描かれたお菓子や食品なども見られ、「壁ドン」では期間限定で「壁ドンカフェ」や「壁ドン体験の館」ができるなど、大賞を逃した流行語でもそれぞれが大きな経済効果を生み出しています。
ブームに乗って毎年新しい流行語が生まれては消えていきますが、流行る都度、新たな経済効果を生んでいるのですね。


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